ビタミンDの驚くべき力|北海道伊達市の内視鏡・消化器内科・一般内科・アレルギー診療|胃カメラ・大腸カメラ・人間ドック|守谷内科医院

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ビタミンDの驚くべき力

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2026年2月05日

ビタミンDの驚くべき力

いつも当院のホームページをご覧くださりありがとうございます。院長の守谷洋です。新年あけましておめどうございます。北海道は現在最強寒波が襲い、本格的な真冬を迎えています。そんな中、当地域ではB型インフルエンザ、新型コロナウイルス(COVID‐19)、マイコプラズマ肺炎などの感染症が流行している印象です。自身の免疫力を上げて、感染症から身を守るために、「ビタミンD」は非常に重要であることはご存じでしょうか?「ビタミンD」と言えばまず「骨を丈夫にする栄養素」というイメージが思い浮かぶ方が多いかもしれません。最近の医学的研究では「ビタミンDの驚くべき力」がわかっています。今回は最強の栄養素であるビタミンDについてお話したいと思います。

ビタミンDとは?

カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にする脂溶性ビタミンの一つです。大きな特徴として紫外線を浴びることで皮膚からも合成されます。皮膚で産生されたビタミンDは、体内のビタミンDの80%~90%を占めると言われています。またカルシウムのバランスの調整だけではなく、常に血液に乗って体内を巡り、免疫細胞を活性化させています。以下、さらに詳しいビタミンDの効能をお話したいと思います。


①免疫力アップ・感染症予防

ビタミンDは免疫力強化に貢献するビタミンとしても知られており、新型コロナウイルス(COVID-19)やインフルエンザへの対策として注目されています。ビタミンDは、ウイルスに対する防御反応を強化し、重症化リスクを低減します。特に、ビタミンDが不足している高齢者や基礎疾患を持つ人に対して、ビタミンD補充が感染予防策の一環として非常に有効です。

②がん予防

私は消化器内科の専門で、大腸がんに関する研究が有名で、ビタミンDの血中濃度が高い人は大腸がんのリスクが低いという結果が報告されており、ビタミンDのサプリメントによって大腸がんの再発率の低下も報告されています。また、乳がん前立腺がんでも、ビタミンDが高いことが発症リスクを抑える要因になる可能性が指摘されています。これらのがん予防にビタミンDが役立つメカニズムは、体内での抗炎症作用や細胞の異常増殖を抑えることによるものと考えられています。

③アレルギー症状(花粉症)の改善

ビタミンDは、皮膚や粘膜のバリア機能を維持しながら、外部からのアレルゲン侵入を防ぐ役割も果たします。しかし、ビタミンDが不足すると粘膜の防御力が低下し、アレルゲンが体内に侵入しやすくなることがあるため、十分にビタミンDを摂取することで、花粉などのアレルゲンから体を守ることができるようになります。

④脳の保護作用

ビタミンDは脳保護作用があり、体内で重要な役割を果たす神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促進します。具体的には認知症やうつ病のリスク低減不眠症の改善が報告されています。

⑤妊活

排卵障害の改善や、受精卵の着床を助けるなどの働きを持ち、生殖機能にも良い影響を与えると考えられています。

ビタミンDはこの他にも様々な効能・効果が報告されています。しかし、東京慈恵会医科大学の最新の研究では、日本人の約98%がビタミンD不足であることが判明しています・・。私は積極的なビタミンD摂取をおすすめしております。

ビタミンDをとるには・・?

以下3つのことを意識しましょう!

①食事

  • 魚介類:サケ、イワシ、アンコウ、しらす、筋子など。
  • キノコ類:乾燥きくらげ、干ししいたけ、舞茸など
  • その他:卵黄、チーズなど。
  • 調理のコツ:ビタミンDは油に溶ける「脂溶性」のため、炒め物、揚げ物、脂ののった魚の焼き物など、油と合わせると吸収率がアップします。 

②日光浴

日光浴で気になるのは紫外線ではないでしょうか。紫外線を過剰に浴びると日焼けや皮膚の炎症が起こり、皮膚疾患のリスクが高まります。そのため、日焼け止めを塗ったり、日傘を使ったりなどして紫外線予防をしている方も多いと思います。ビタミンD合成のために、どのくらい日光浴をしたらよいのでしょうか。

  • 時間夏は10~30分、冬は30分~1時間以上。
  • 時間帯:紫外線が強すぎる正午前後を避け、朝や夕方など日差しが穏やかな時間帯がおすすめ。
  • 場所:室内やガラス越しでは生成されず、直接肌に当てる必要がある。
  • 露出:顔だけでなく、両腕や足など露出面積を増やすと効率的。手のひらだけでも効果あり。
  • 注意:紫外線の浴びすぎはシミ・シワ・皮膚がんの原因になるため、日焼け止めを塗ったり、日陰を利用したりして調整する。

③サプリメント

私はこれを一番おすすめします!(私ももちろん毎日摂取しています!)食事や日光浴だけでは残念ながら十分な摂取は難しいからです。サプリでのビタミンDの単位は多くは IU ですが、中にはμg表記のものがあります。1日量として4000IU(100μg)を摂取をおすすめします。飲み始めてから通常体内に十分な貯蔵型ビタミンDとして効能効果を発揮するのは約3か月くらいかかりますので、私は通年での摂取をおすすめします。

もしご自身のビタミンDの濃度が知りたいのであれば、当院での血液検査で測定は可能です。数値としては50~80μg/dLが理想的と考えられ、そこまで上げると体全体の免疫が高まりやすくなります。もし気になる方は外来にてお声がけください。骨粗しょう症の方は治療前に一度ビタミンDの濃度の測定をおすすめします。また腸内環境を整えることも非常に重要です。整腸剤とダブルで内服するとよりよいでしょう。(後日コラムで腸内環境に関してもお話したいと思います。)ビタミンDを十分に摂取すればよいことばかりです。ワクチンも良いのですが抵抗力を高めるという意味でもぜひ「ビタミンD」を意識して日々の生活を送っていただけたら幸いです。

医療法人社団守谷内科医院 院長 守谷 洋

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