そのいびき、大丈夫? ~睡眠時無呼吸症候群~|北海道伊達市の内視鏡・消化器内科・一般内科・アレルギー診療|胃カメラ・大腸カメラ・人間ドック|守谷内科医院

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そのいびき、大丈夫? ~睡眠時無呼吸症候群~

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2025年11月20日

そのいびき、大丈夫? ~睡眠時無呼吸症候群~

当院のホームページをご覧くださりありがとうございます。院長の守谷洋です。北海道も一段と寒くなってきており、とうとう雪がふってきました。(今年は雪が少なければ良いな・・。)今年は感染症(コロナやインフルエンザなど)のシーズンインが早く、皆様体調管理にはくれぐれもお気を付けてください。さて自分の体調管理で重要な一つに「良好な睡眠」がありますが、皆様最近はよく眠れているでしょうか?今回は意外と多い睡眠時無呼吸症候群についてお話したいと思います。

■睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠中に何度も呼吸が浅くなる、もしくは呼吸が一時的に止まってしまうことで、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼす病気です。睡眠時無呼吸症候群は英語で「Sleep Apnea Syndrome」と表記されるため、頭文字を取って「SAS(サス)」とも言われます。SASの患者さんは、日本で約500万人以上と推定されていますが、そのうち治療を受けている方は約50万人程度(10%)に過ぎません。生活習慣病の合併リスクや、眠気による交通事故のリスクを増加させるため、最悪の場合に心筋梗塞や交通事故によって死亡するケースも少なくありません。例をあげると、2003年山陽新幹線の居眠り運転事故、1986年アメリカスペースシャトル「チャレンジャー号」爆発事故はいずれも作業員の睡眠不足・睡眠障害が原因のひとつであるとの最終報告がなされています。

■SASの原因は?

様々な要因で気道が狭くなり、無呼吸発作が起こります。以下が代表的なリスク因子となります。

  • 肥満:空気の通り道である上気道の周辺に脂肪が沈着
  • 男性:上半身に脂肪がつきやすい
  • 中年:加齢とともに舌を支える筋力が低下し、舌が喉に落ちやすい
  • 喫煙:気道の粘膜に炎症やむくみを引き起こす
  • 飲酒や睡眠薬:舌や顎の筋肉の緊張がゆるみ、気道を圧迫する
  • 扁桃肥大や小顎や鼻づまり:口呼吸をしてしまうため

■SASの症状は?

大きないびき日中の眠気が特徴的です。その他にも以下に記載する症状が認められます。

  • 大きないびき:「窒息するようないびき」は要注意
  • 日中の強い眠気:十分な睡眠をとっているはずなのに、日中に強烈な眠気を感じる
  • 集中力の低下:仕事や勉強に集中できず、ミスが増える
  • 起床時の頭痛:酸素不足の影響で、朝に頭痛が起こる
  • 夜間頻尿:夜中に何度も目が覚め、トイレに行くことが増える
  • 抑うつ感や不安感:慢性的な睡眠不足により、気分の落ち込みやイライラが生じる

■SASがもたらす深刻な健康リスク

一時的な低酸素状態は心臓にストレスを与え、心血管リスク(高血圧症・動脈硬化症・心筋梗塞・脳卒中)の増加を起こします。重症のSASになると突然死のリスクは健常者と比較して約2.6倍になると言われております。またインスリンの働きを低下させ、血糖値を上昇させるので、糖尿病の悪化などを引き起こします。日中の眠気や倦怠感で交通事故を起こす可能性は一般ドライバーと比較して約2.5倍です。

■SASの治療法は?

CPAP治療(Continuous Positive Airway Pressure;陽圧持続呼吸療法:通称 シーパップ)が選択されます。鼻(または鼻と口)に装着したマスクから圧力を加えた空気を送り込むことで、気道の閉塞を防ぎ無呼吸を改善させる治療です。

■当院でのSAS治療の流れ

①外来にて問診を行いSASが疑われた場合には自宅で簡易検査を行います

専用機器(気流センサー・酸素飽和度センサー)を装着していただき、一晩検査を行います。
(業者がかなり詳しく説明していただけるのでご安心ください!)
※費用は保険診療(3割負担の場合)で約2700円です。

「AHI(Apnea Hypopnea Index)無呼吸低呼吸指数 :睡眠1時間あたりの無呼吸数と低呼吸数の合計値」睡眠中の酸素飽和度を計測します。

AHI≧40の場合であった場合はこの時点で翌月以降から保険適応にてCPAP療法を行うことができます。
※CPAPの費用は保険診療(3割負担の場合)で月5000円です。レンタルなので機器の購入の必要はございません。

②簡易検査にてAHI<40であった場合でもSASが疑わしい場合は精密検査を自宅で行います。さらに詳しい機器を装着して一晩検査を行います

※費用は保険診療(3割負担の場合)は約9000円です。

AHI≧20となれば、SASの診断で翌月以降から保険適応にてCPAP療法を行うことができます。

③CPAP療法では月に1回の外来診察が必要ですが、安定した場合には2か月に1回の外来診察でも問題ありません

以上簡単ではございますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてお話させていただきました。人生の3分の1は睡眠時間であり、睡眠の質を高めることは非常に重要と考えています。SASに関してご不明点などございましたら、外来にてご相談していただけたら幸いです。

医療法人社団守谷内科医院 院長 守谷 洋

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